書名：企業家ジム・クラーク |
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日経BP社 2000年2月29日発行。定価1800円+税
ISBN 4822241734
ジム・クラーク、オーウェン・エドワーズ著、水野誠一監訳
スタンフォード大学教授、シリコングラフィックス社創業者を経てNetscape Communications社を創業、「起業の達人」と称されるジム・クラークが自ら綴る回想記。
1. 離陸 1995年 夏
2. 軌跡 1994年 冬
3. 創造と衝突 1995年 春
4. 光の中へ 1995年 春/夏
5. エピローグ
原題は「NETSCAPE TIME」で、主にはその表題どおり、ネットスケープ社の創業についてのいきさつが主に語られている。
すなわち、イリノイ大学で開発された「モザイク」の実質的なプロジェクトリーダーでありながら「冷や飯」を食わされていたマーク・アンドリーセンの引き 抜き（その時点ではモザイク対抗ブラウザを作るためというのではなく、純粋に"この男と組めばいい会社が作れそう"という人物本位の選択だったらしい)、 その後の方針決定、他の仲間の引き抜き、ナビゲーター開発の様子……などなど、たかだか数年前の出来事でありながら、いまでは「伝説」化しつつあるネット スケープ社(モザイク・コミュニケーションズ社)のエピソードが、当事者ならではの視点で詳しく語られている。
純粋に興味本位で読むにせよ、、「ベンチャービジネス起業をめざす人のためのヒントブック」的な側面での示唆に富む内容だといえるだろう。
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