５月３１日。東京の秋葉原ではＴ・ＺＯＮＥ「ＡＫＩＢＡ ＰＬＡＣＥ」店がオープンするという。それと入れ代わるかのように、閉店の告知が出た、大阪の日本橋店。6月1日からの閉店売り尽くしセールを控えた同店を、一足先に覗いてみました。
　堺筋を少し西に入った通りにある、Ｔ・ＺＯＮＥ日本橋店。大きな店舗のガラス窓には、さりげなく閉店に関するお知らせが貼ってあります。
　平日の午前なので、客足はまだまばらであったが、店内はすでに売り尽くしの体制に入っていました。

Ｔ・ＺＯＮＥ日本橋店	閉店の告知

１階のPC-DIYゾーンでは、ケースは10%、電源関係は20%、サプライ品等は30%の値引きとなるそうです。

　が、それ以上に特価商品の値段の付け方がすごい。おそらく、しばらく前までは、もう一桁多かったに違いない、思い切った価格がいたるところに見られました。。 　お店の方も、「最後までお客様に喜んでいただけるよう」と努めて明るい声で接客を務めておられます。「（閉店後は）どこにいるかわからないけど、この業界のどこかにはきっといますよ」と、笑顔で語る店員さんもいらっしゃいました。

なお、閉店セールは６月９日まで行われます。



　Ｔ・ＺＯＮＥの向かいには、ニノミヤのＰｃＸｔｏｗｎ日本橋店。こちらも売り尽くしセールの真っ最中ですが、完全閉店ではなくて、店舗改装のためだそうです。

　大阪は、東京に比べて価格競争が激しくなりやすく、物によっては秋葉原よりも安くなる場合もあるとか。ただ、その影響なのかどうなのか、店舗の移転、閉店、テナント募集も目につきます。
　今の日本橋はちょっと元気がないから、みんなもっとたくさん来て欲しい。電気街で働くみんなの願いだそうです。

　「日本橋の電気街に行くときは、日本橋駅で降りてはいけません。地下鉄恵美須町の駅で降りましょう」
　もうン１０年前、大阪府下の工科系大学に入学したとき、学生自治会の配った冊子に載っていた言葉です。
　日本橋の駅は、大阪市営地下鉄と近鉄にあり、たしかにここからでも歩いて行ける距離なのですが、地下鉄堺筋線の恵美須町駅だと、地上へ出るともう電気街の真っ只中です。電気街、通称「でんでんタウン」は、この恵美須町の駅付近から、日本橋駅方向へ堺筋を中心に南北に伸びているのです。

恵美須町の駅を出ると.そこは「でんでんタウン」
電気街へと続く、なんば駅前なんさん通り

　また、でんでんタウンへは、なんば駅からも行くことができます。南海なんば駅付近、「なんばＣＩＴＹ」の本館と南館の間から地上へ出ると、なんさん通り沿いに、電気街の雰囲気がたっぷりと拡がって、ここから歩いていくのも、楽しみが多いでしょう。
通い慣れた常連の方は、「なにを今さら」とおっしゃるかもしれませんが、夏休み等を利用して買い出しにいらっしゃる方は、くれぐれも迷子になりませぬよう．．．。