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自作ＭｙＰＣ（PC-DIY Forumオープンキャンペーン応募作品） No-11
パーツ構成の検討が楽しい 藤原 聡さん
 ●おもしろかった点作っているときも当然おもしろかったが、何を隠そう、一番おもしろかったのは、情報収集→パーツ構成検討＆決定→パーツ購入まで。つまり作る前のところだった。昨年末に自作へのゴーサイン（結婚前に貯金していたお金は自由に使っていいという天の声があったのだ。）が出て以来、雑誌で自作のトレンドを探り、インターネットから最新の価格情報を仕入れ、何かと仙台駅周辺に用事をつくり、東口の数軒のパーツショップを幾度も見て回り、さらには、母親や知人のＰＣ自作を請け負い、自作の経験を積み、その情報と経験をもとに、自分の購入すべきパーツを絞り込んでいった。 パソコンの自作のことを考えていると、楽しくて楽しくて、仕事の疲れも、いやなことも忘れられた。 そして、３月２９日（金）をＸデーと決定。その前日は、さながら遠足前日の子どものよう。期待に胸をふくらませ、家を出発する時刻、回る店の順番を決め、購入予定のパーツ・価格・店の一覧表を打ち出し、準備万端整えてから、眠りについたのだった。 明けて２９日、お金を握りしめ仙台駅東口へ。まずは、最終の在庫と価格チェックのため、前日の予定通り５軒のパーツショップを回る。その時点で購入するパーツと店を最終決定。逆戻りをするようにまた５軒のショップを回り、ビシバシと？パーツを買いまくった。そう、その時こそ至福の時だった。最後の最後までパーツ構成と価格を調べた甲斐あって、ほぼイメージ通りのパーツを、それも予想よりも安い価格で買いそろえることができた。そこはかとない満足感を胸に仙台駅東口を後にしたのであった。 ●苦労した点 組み立てとＯＳやソフトのインストールは、これまでの３回の経験が生きて、苦労もトラブルもなくスムーズに進めることができた。しかし、今回はこれまでとは違った苦労があった。  一つは、液晶モニター←→ビデオボード、さらに、ビデオボード←→マザーボードの相性問題だ。前者は、組み合わせによっては全く表示できないことがあることが分かり、それを避けるためのモニター選び、ビデオボード選びに四苦八苦した。幸い、その四苦八苦の中で、ネット上に、まさにその問題を取り上げ、組み合わせによる動作／不具合事例が数多く載っているサイトがあり、そこの情報のおかげで不具合の確率が低い組み合わせを見いだすことができた。また、後者については、３月になって、KT266Aチップ搭載のマザーボードと当時新発売の「GeForce4 MX440」の組み合わせはほぼ全滅。という相性問題が勃発。当初まさにその組み合わせを採用しようと思っていただけに、このニュースは大ショック。しかし、気を取り直し、ある時は雑誌とにらめっこし、またある時はネット上で目を皿にように情報を探し、そしてまたある時はパーツショップのスタッフに尋ね、前述の、液晶モニターとの相性や予算も頭に入れながら、最良の選択は何なのかを探っていった。熟慮に熟慮を重ねた結果が、上記構成の通り。苦労した甲斐あって、全く問題なくDVI接続で動いている。 もう一つは、ケースファンの配置と電源の確保だった。今回購入したケース「OWL-602WS-D(W)」には、ケースファンが２つ付属していた。ケース内の放熱を考えると、前に１つ、後ろに１つあるといいなぁと思っていたので、それで行こうと思ったら、マザーボード上にはケースファン用の電源端子が１つしかないことが判明。一度は諦めたのだった。しかし、とある雑誌を読んでいて「電源分岐ケーブル」なるものがあることが分かり、果たして、パーツショップにいくと、あった！それを一つ購入し繋いでみると、端子の形もバッチリ合ってる。そして動いた。おかげで、ケース前面から吸気→マザーボード上を通って→背面から排気という空気の流れを作ることができた。
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