REPLACE - ファイルの置き換え

※このコマンドは、歴代のDOS/Windows(95系/NT系)全般で利用できます。ただしWindows95/98/MeとWindowsNT/2000/XP/Vista系とではサポートされている機能に差がある場合もありますのでご留意ください。

重要度	所在	ネットワーク	オンラインヘルプ	モード
○	外部	○	○	日英

　COPY、XCOPYコマンドと同様、ファイルを複写するためのコマンドですが、複写元と複写先のファイルを比較しながら複写することができますので、

　……などの用途に使えます。
　

※/A を指定したとき、/Sと /U は指定できません。
※/Sまたは/Uを指定したとき、/Aは指定できません。

[ドライブ1:][パス1]ファイル名: 　複写元ファイル(1つ、または一連のファイル)の場所とファイル名を指定します。
[ドライブ2:][パス2]: 　宛先ファイルの場所を指定します。(COPYコマンドと異なり、ファイル名は指定できません)
　このパラメータを省略すると、現行ドライブの現行ディレクトリを宛先として使用します。
/A: 　[ドライブ1:][パス1]ファイル名で指定されたファイルのうち、宛先に存在しないファイルを宛先に追加します。
　/S、/Uとは併用できません。
/P: 　置き換えや追加が実行されるごとに、プロンプトを表示してユーザーの確認を促します。
/R: 　宛先ファイルがReadOnly(読み取り専用)属性つきの場合にも上書きします。
/S: 　宛先側ディレクトリ下のすべてのサブディレクトリを検索し、[ドライブ1:][パス1]ファイル名と一致するファイルがあればすべて置き換えます。
　/A とは併用できません。
/W: 　元ファイルの検索を始める前に、プロンプトを表示してディスクが挿入されるのを待ちます。
/U: 　ファイルの日付を比較して、複写元より古い同名のファイルのみを上書きします。
　/A とは併用できません。

追加、置き換えが行われたファイルは、逐一そのファイル名が画面に表示されます。また、REPLACEコマンドの実行終了時には、次のいずれかの形式のメッセージが表示されます。
- nnn 個のファイルが追加されました。
  nnn 個のファイルが置き換えられました。
- 追加されたファイルはありません
  置き換えられたファイルはありません。
REPLACEは、隠し属性、システム属性つきのファイルの更新には使用できません。

REPLACEは、プログラム終了時に下記の終了コードを ERRORLEVELに返します。

0	ファイルの置き換えまたは追加が正常に終了した
2	元ファイルを見つけられなかった
3	元パスまたは宛先パスが見つけられなかった
5	置き換えたいファイルに対するアクセス権がない /Rスイッチが指定されていないとき、読み取り専用属性のファイルの上書きを行おうとした
8	コマンドを実行するためのシステム・メモリーが不足している
11	コマンドの書式に誤りがある

ATTRIB	ファイルの属性を表示・変更する。
COPY	ファイルの複写、連結
XCOPY	ファイルの属性を参照・変更しながらファイル単位の複写を行なう。
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DOSVCMD! REPLACE!