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みなさん，こんにちは。 先日正式リリースされたMozilla Thunderbird 1.5ですが，添付ファイルのファイル名の処理がRFC 2231 という標準仕様に準 拠し変更されたため，長いファイル名のファイルを添付すると，受信側でこの仕様に準拠していないOutlook および Outlook Express などのメーラーで受信した場合に“att<数字>.<拡張子>”という表記になってしまうという問題があります。これは，日本語 版固有のバグではありませんが，日本語などマルチバイト文字列を含むファイル名は，エスケープによって 7 ビット ASCII 文字に変換され，このと き元のファイル名より文字数が激増するため，全角 10 文字以内でもこの問題の症状が発生します。 これは，Mozilla製品が標準仕様に準拠して機能の実装などを進めているためであり，この問題は Thunderbird 自体のバグではありません が，日本語を含むマルチバイト文字のファイル名では影響が大きいためご注意ください。バグではなくいわば仕様であるため，おそらく修正版はリリースされな いと思われますが，問題ではありMozilla Japanでも認識しているため，回避策が公開されています。 受取人のメールクライアントによって、添付ファイル名が正しく表示されない場合がある - Mozilla Japan http://www.mozilla-japan.org/kb/solution/3067 上記ページにて，詳細と回避策が公開されています。回避策としては，Thunderbird の内部設定値を変更し，これまでの仕様に戻すことです。一般 ユーザ向けには設定値変更のためのバッチがリリースされており，こちらを適用すると拡張機能ウィンドウで確認することができます。また，設定エディタ （about:config）を使える方には，変更するべき設定値が提示されています。 添付ファイルを頻繁にお使いになる方などは，アップデート前後に一度ご参照いただくことをお奨めします。 |
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