PC Users' Guide Forums > DOS/V&Windowsコマンド・プロンプト・リファレンス >BUFFERS - (CONFIG.SYS) バッファー数の設定
TOP | ジャンル別一覧 | アルファベット順索引	掲示板[コマンド･プロンプト活用相談] | 参考書

http://fpcu.on.coocan.jp : PC Users' Guide Forums (FPCU) サイト内/WEBを検索: Web fpcu.on.coocan.jp ・【連携サイト】東京エキストラNOTES:全国エキストラ募集情報が集結。 DOS/Windowsコマンド･リファレンス | Q&A PC用語 PC史 書籍情報 SONY VAIO ブラウザ(Firefox,Opera.). イエローページ 製品情報-2005 |-2003 PC-DIY Forum ＞PC自作なんでも相談室 ＞フリートーク ＞PCパーツ里親募集 FPCUのPCユーザー交流スペースは新コミュニティ「folomy」内にあります。 質問、交流などお気軽にどうぞ(参加無料)…FPCU会議室TOP | VAIO | FPCDIY

BUFFERS - (CONFIG.SYS) バッファー数の設定

《機能の説明》

　ディスクから読み出した情報の一部を一時的に保持し、同じ情報の再読み込みを必要とした場合に備える「バッファー」として使用するメモリの容量を設定します。

《書式》

BUFFERS=n [,m]

n

　システムが使うディスクバッファー数を1～99の範囲で指定します。
　省略時の値は、システムに接続されているディスクドライブのタイプまたは基本メモリーの容量によって変化しますが、640KBの基本メモリーを備えたシステムでは15です。
　数値が多ければ多いほどシステムの実行速度は向上しますが、その限界値は50前後で、それ以上確保しても大きな速度向上はありません。

m

　「先読みバッファー」の容量を、ディスクのセクター数を単位として指定します(1～8まで)。
　この先読みバッファーは、入力処理の際にシステムが数セクター分を先読みしてメモリーに格納しておくものです。これを確保すると、順次読み書きを行なうアプリケーションの処理効率、プログラムのロード時間などが向上します。
　ランダム・アクセスを行なうアプリケーションの処理効率には貢献しません。

《解説》

• DOSは、ディスク上のデータを読み出すとき、まず、バッファーの領域内にデータがすでに読み込まれていないかどうかを調べます。
  　RAMへのアクセス所要時間はディスクへのアクセス所要時間より短いため、もし該当するデータがメモリ内から見つかれば、ディスクへの実際の読み出し所要時間に比べてはるかに短時間に読み出せます。
  
• IBM DOS J5.0/Vでは、1つのバッファーにつき約0.5KBのメモリが確保されます。
  
• DOS=HIGHを指定している場合、バッファーは可能であればHMA(ハイメモリー・エリア)内に確保され、基本メモリの残り容量は温存されます。ただしBUFFERSに指定する値があまりに多すぎると、バッファーがHMAに入り切れないため基本メモリが使用され、大幅にメモリ容量を圧迫します。
  
• BUFFERSに指定すべき適正な値は、ハードディスクのサイズ、登録されているファイルやディレクトリの数などに依存します。推奨される値は次の通りです。
  

  ハードディスクのサイズ	バッファーのサイズ
  40MB未満	20
  40MB～79MB	30
  80MB～119MB	40
  120MB以上	50

  
  
• SMARTDRV.SYSのようなディスク・キャッシュ・プログラムは、多量のバッファーがあるのと同じ役割を果たします。このためディスク・キャッシュ・プログラムを使用する場合には、バッファーは少なくして構いません。また、「先読みバッファー」は指定してはいけません。
  

《関連コマンド》