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COMP - ファイルの内容を比較する

compare

《機能の説明》

２つ（または複数）のファイルの内容を１バイトずつ比較します。異なったドライブ、ディレクトリ間のファイル比較も可能です。

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《書式》

COMP [データ1][データ2][/D][/A][/L][/N=数字][/C]

《スイッチ／パラメーター》

データ1

　比較対象となるファイル名を指定します。ワイルド・カード（＊と？）で複数のファイルを指定することもできます。
※ディレクトリまたはドライブ名だけを指定した場合、＊．＊が指定されたものとして扱われます。

データ2

　比較相手のファイル名を指定します。複数ファイルを指定する場合はワイルド・カードが使用できます。
※ディレクトリまたはドライブ名だけを指定した場合、＊．＊が指定されたものとして扱われます。

/D

　比較の結果、相違しているデータを１０進数で表示します（省略時は16進数）。

/A

　比較の違いを文字として表示します。

/L

　相違のある位置を行番号で表示します。（省略時は、ファイルの先頭からのオフセット値をバイト単位で表示します）

/N=n

　双方のファイルの先頭からn行だけ比較します。
※双方のファイルのサイズが異なる場合も、このスイッチを指定することで比較を実行できます。

/C

　大文字と小文字を区別しません。

《解説》

●同じ名前のファイルの比較

　データ２のファイル名を省略した場合（ドライブ名またはパス名のみ指定した場合）、「データ２のファイル名はデータ１のファイル名と同じ」と解釈されます。従って双方のファイルのディレクトリまたはドライブが異なっていれば、同名のファイルを比較できます。

●データ１、データ２のファイル名の省略

　データ１にドライブ名またはディレクトリ名だけを入力した場合、ファイル名として＊．＊が指定されたものとして扱われ、そのドライブまたはディレクトリの全ファイルが比較の対象となります。
　一方、データ２にドライブ名またはディレクトリ名だけを入力すると、そのドライブまたはディレクトリの中で、データ１のファイル名と一致する名前のファイルをすべて比較します。

●ファイルの相違点の識別方法

　比較の実行中、２つのファイルに異なっている位置があると、次のようなメッセージで知らせます。

比較エラーです　オフセット xx ←先頭からのオフセット
ファイル１ = xx ←ファイル１側のデータ
ファイル２ = xx ←相違するファイル２側のデータ

　違いが10個まで発見されると、ファイルの比較は中止されます。

●大きさの異なるファイルの比較

　大きさの違うファイルは、/Nスイッチを指定したときだけ比較できます。それ以外の場合はエラーメッセージが表示されます。

●ファイルの連続比較

　比較が実際に行なわれた場合もそうでない場合も、コマンドラインからの指定にもとづいた動作が終了した後、COMPコマンドは次のメッセージを表示します。

別のファイルを比較しますか(Y/N)?

　ほかに比較したいファイルがある場合には　Y　キーを、COMPを終了したい場合には　N　キーを押します。
　比較を中止するには　N　キーを押してください。
　比較を続けたい場合は　Y　キーを押すと、COMPコマンドは、次に比較するファイルの場所とファイル名を入力するよう要求してきます。
　Y　キーを押すと、さらに、使用したいスイッチを指定するよう要求してきます。スイッチを指定しないと、以前に指定したスイッチが有効となります。

《関連コマンド》