EDLIN - ラインエディタ(テキストエディタ)

《機能の説明》

　DOSプロンプト画面上で動作する、「行単位」のテキスト編集アプリケーションです。

《書式》

EDLIN [ドライブ:][パス]ファイル名 [/B]

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《スイッチ／パラメーター》

/B

　エンドオブファイル(EOF; CTRL+Z)キャラクタ (1Ah) を無視します。

ファイル名

　編集したいファイルの名前を指定します。必ず指定しなければなりません。
　指定した名前のファイルが存在しない場合には、新たに作成されます。

《解説》

• DOSの最も初期から提供されている簡易テキスト編集プログラムで、コマンド･プロンプト上でのキー操作の延長で、複数行のテキストを編集することができます。
  WindowsNT系の環境でも提供はされていますが、.com形式のプログラムですので、COMMAND.COM環境で実行されます。
  化石的なプログラムですが、他のテキストエディタが使えない環境での簡易なファイル修正などに役に立つかもしれません。
• 編集したいファイル名を指定して起動すると、(編集するテキストが一度にメモリに読み込める分量ならば)「ファイルを終わりまで読み込みました」のメッセージが出て、行頭に「*」文字(EDLINのプロンプト)が表示されます。
  この状態では、EDLINは下記のコマンドを受け付けます。
  

  数字(行番号)	指定された行番号のテキスト行の編集モードに入ります。 まず既存の行の内容が表示され、その下に行番号を伴うプロンプトが表示されます。 なにも入力せずにEnterで戻った場合、その行は変更されません。 なにか入力してからEnterで戻ると、現在の行の内容は今回入力した内容によって置き換えられます。 コマンド･プロンプトと同様、カーソルを右に動かすと1文字単位で行が復活しますので、部分的に修正することもできます。
  [行数]A	指定した行数を追加で読み込みます。 一度に読み込めるメモリー容量より大きいファイルの場合にだけ機能します。
  [先頭行],[終了行],目的行[,回数]C	行単位でテキストをコピーし、目的行のあとに挿入します。
  [先頭行][,終了行]D	行を削除します。 範囲を指定しなければ、「現在行」が削除されます。
  [行]I	行を挿入します。 指定した行番号の「上」に挿入されます。 ただちに行編集モードに入るので、追加したい行を順次書き込んでいきます。改行するたびに1行挿入されます。 ・このモードを抜けるには、新しい行の先頭でCtrl+Z(Ctrlキーを押しながらZ、またはF10)を入力してEnterキーを押します。
  [先頭行][,終了行]L	指定した範囲の行を表示します。 Pと異なり、注目行は変化しません。
  [先頭行],[終了行],目的行M	指定した範囲の行を指定の行番号以下に移動します。
  [先頭行][,終了行]P	ページ(1画面)単位で表示します。 表示した最後の行が現在の編集対象行になります。
  [先頭行][,終了行][?]R[旧テキスト][CTRL+Z新テキスト]	文字列を置換します。 例：1,3Rおはよう^Zこんばんは 　→1行目から3行目までにある「おはよう」がすべて「こんばんは」に変わります。
  [先頭行][,終了行][?]Sテキスト	指定した文字列を含む行を検索します。
  [目的行]T[ドライブ名:][パス]ファイル名	指定した名前のファイルに転送します。
  [行数]W	ファイルを書き込みます。
  E	ファイルを書き込んで終了します。
  Q	編集を中止してコマンド･プロンプトに戻ります。

《関連コマンド》

参考↓
Vector> PCショップ > カテゴリー別一覧 Windowsソフト > 文書作成 > テキストエディタ

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