※このコマンドは、歴代のDOS/Windows(95系/NT系)全般で利用できます。ただしWindows95/98/MeとWindowsNT/2000/XP/Vista系とではサポートされている機能に差がある場合もありますのでご留意ください。
TREE - ディレクトリ構成の表示
《機能の説明》
指定したドライブ、またはディレクトリに連なるディレクトリ構造を図解表示します。
各ディレクトリに所属するファイルの一覧を表示させることも可能です。
関連するBBS過去ログ……DOSプロンプト活用相談室LOG: DIR…ディレクトリ(フォルダー)/ファイルの一覧
《スイッチ／パラメーター》
- ドライブ:
- ディレクトリ構造を表示したいディスクのドライブ名を指定します。
省略時は、現行ドライブ名が指定されたものとみなします。
- パス
- ディレクトリ構造を表示したいディレクトリを指定します。
省略時は、ルート・ディレクトリが指定された場合と同等になります。
- /F
- 各ディレクトリに属する全ファイル名を表示したい場合にこのスイッチを指定します。
- /A
- ツリー構造を表示する際に使われる罫線文字を、|、+、-、\ (＼)に置き換えて表示します。
1バイト罫線文字を印刷できないプリンターに結果を出力したい場合などに利用できます。
《解説》
- TREEでは、パスを指定すると、そのディレクトリ以下のツリー構造が表示されます。
たとえば下記の例では、現行ディレクトリ("."であらわします)以下のツリー構造が表示されます。
ドライブ全体のすべてのディレクトリの構造を表示させたい場合は、ドライブ名のみを指定するか、またはパスとして「\」(ルートディレクトリ)を指定します。
- 複雑なディレクトリ構造を持つドライブに対してTREEを実行した場合、しばしば結果が１画面に収まりきれず、スクロールが発生します。
画面上で結果をみたい場合には、MOREコマンドと組み合わせて、１画面ずつ停止しながら見る方法があります。
《関連コマンド》
| DIR |
ファイル一覧の表示 |
| DELTREE |
ディレクトリ・ツリーとファイルの一括削除(6.x/Win95/98/Me) |
DOSVCMD! TREE!