PC用語集 by FPCU

　「２進数(の)」ということ。

　実用的には、
「"テキスト"として取り扱える形式を満たしていないデータ/ファイル」
「人間がそのまま読んだり書いたりするのに適さないデータ/ファイル」
「コンピュータだけが理解し得る生の数値データ（で構成されているファイル）」
　……といったニュアンスで用いられる。

　もっと単純には、Windowsの「メモ帳」などの「テキストエディタ」でファイルを開いてみて、内容が文字として読めるファイルは「テキストファイル」、わけのわからない符号の羅列に見えるファイルが「バイナリファイル」である。

　バイナリファイルでは、たとえばメモ帳で開いたとき「A」という文字に見える部分があっても、それはたまたま　「Ａ」の文字コードが10進数の「62」にあたるせいで、その部分は実際には「62」という数字そのものを伝達/保存するために使われている……と、まだわかりにくいかもしれないけれど、とにかくそんな感じでコンピュータは動いているのである。


　なお、実用上では.TXT、.BAT、.CMD、あるいは.HTM、.HTML、.CSV、.C、.PASなどの拡張子をもつファイルが「テキストファイル」で、それ以外の大半…….EXE、.DLL、.JPG、.GIF、.MPG、.MP3、などなど……は「バイナリファイル」の一族である。Microsoft Wordや一太郎 などの「ワープロソフト」で作成した文書ファイルも、「意図的に保存形式としてテキストファイルやHTMLを指定して保存したもの」以外はバイナリファイルに属する。