PC用語集 by FPCU

BTO

1. Build To Order(注文にあわせて組み立てること)もしくはBuilt To Order(注文生産された製品)の略。B.T.Oと表記される場合もある。
   
   　たとえば立ち食いそば屋のおばちゃんに「天ぷらそば」と「ワカメ増量」の食券を渡した場合のように、「注文内容が確定してから最終製品に組み上げ、出荷する」スタイルのPCの販売形態で、ゲートウェイ(Gateway)、デル(Dell)などは、このBTO方式で急成長を遂げた企業として著名。
   　顧客にとっては、ニーズや予算にあわせて必要な機能・性能を取捨選択でき、なおかつ自作の手間は不要で保証も受けられる一方、メーカー側も仕様の異なる多数のモデルの完成品を在庫としてあらかじめ持つ必要がないため、コスト削減が可能になる。
   
   　ほぼ同義語として使われる言葉に CTO (Configure To Order または Custom To Order、注文仕様生産)がある。
   　BTOとCTOの違いは実態としてあまり明確とはいえず、「メーカー/販売店によってはそう呼ぶこともある」程度に理解しておいても問題ないようだが、コトバの意味そのものとしては、　次のようなニュアンスでとらえてよさそうだ。
   
   ・BTO : 注文を受けてから生産される完全オーダーメード方式の製品全般。（厳密な意味では実際にはほぼ存在していない気もするが）
   ・CTO : BTOの一種だが、個々の製品モデルの仕様がおおむね定まっており、一部に選択肢の幅があって、その部分に限っては顧客の選択・決定・変更が可能。
2. 70年代に活躍した米国のヘビーロックバンド"Buckman - Turner Overdrive"(バックマン・ターナー・オーバードライブ)の略。

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