PC用語集 by FPCU

Uniform Resorce Locator

　インターネットに接続している個々のサーバーや、そのサーバーに登録されているホームページの「住所」の書式のこと。http://www.abc.co.jp/ のように、アルファベットと記号類で表現される。アルファベットの大文字・小文字は明確に区別される(別のファイルやディレクトリとみなされる)ので注意が必要。

　ユーザーは、WWWブラウザーにこのURLを保存しておいて呼び出すか、直接タイプするなどして、目指すホームページに直接アクセスすることができる。
　ふだんお目にかかるURLは、おおむね次のようになっている。

1. データの転送方式を示す部分。http:ならばhyper text transfer protocol(ハイパーテキスト転送手順)という意味。
   他にもftp:(file transfer protocol)などがあり、どの通信手順(プロトコル)で接続する必要があるかがここで識別される。
2. コンピュータ名。典型的には「www」だが、必ずそうだというわけではなく、とくに１つのサイトに複数のコンピュータがある場合は、www2とかmemberとか、さまざまな名(任意の)がここに割り当てられている。裏返して言えば、ここがwww以外になっているURLを持つサイトは、複数のサーバを抱えた比較的規模が大きいものだと(おおざっぱには)とらえられることになる。
3. 一般に、企業名や商品名など、そのドメインの運営主体を代表する名前がここに入る。
4. そこがどういう性質のドメインか、をあらわすコードが入る部分。次のものがよくみられる。
   

   co	会社
   ac,ed	教育機関
   go	政府機関
   or	その他の法人
   ne	ネットワーク事業者
   gr	任意団体

   ……などがある。
5. 国をあらわすコードが入る。日本の場合はjp。
   ちなみに、この要素が省略されたかたち（com、net、org、gov など)のURLは、おもにインターネットの元祖・アメリカ合衆国のもの（少なくとも同国で発行されたもの)に使われる。
6. ここから先はファイル名やディレクトリ名が入る。区切り文字が”/”である点を除けばWindowsなどのフォルダやファイル名としくみは同じだ。